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無季句

ようやく、録画していたものが見れたので、感想です。

1/16(土)「俳句王国」から
<逃げながら鶴を折る人法隆寺>
なかなか面白い句で下五の法隆寺なのだろうと気になってしまいます。
選句も4票があり、主宰黒田杏子さんも取っておりました。
しかし、気になるのは季語です。
ぱっと見れば、「鶴」となりますが、この句では「鶴を折る」でひとつの言葉となるので、「折鶴」となり季語にはなりません。
主宰は『別に問題ない』と言っておりましたが、有季にするのであれば問題ありだと思います。
参加者のひとりが、実際の鶴が骨折って・・・と解釈をしており、笑いの種となっておりましたが、季語として取られるのであれば、こちらが正しい感想だと思います。

この句の良いところは、下五の「法隆寺」につきます。
法隆寺といえば<柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺>が浮かびます。
子規は柿を食べた時に法隆寺を思い出すように、この句の作者は鶴を折った時に
法隆寺があった(だった)と解釈できるのかと思います。
でも、ここは季語にすべきだと思います。
<逃げながら鶴を折る人冬の寺>・・・対象範囲(場所)が読み手ばらばらになってしまい、インパクト無。
この中七から繋がる季語は、それだけでインパクトがあるものでなくてはなりません。
例えば、『春xx』から季語を選んでみます。
<逃げながら鶴を折る人春の寺/春浅し/春の山/春の川/春の馬/・・・>
春以外にもいいものがあるかも知れませんが、季語をかえるだけで、この句の
印象が全く変わってしまうところが、俳句の面白さだと思います。
インパクトのある季語・・・
良い季語が御座いましたら、教えて欲しいものです。

<逃げながら鶴を折る人青目刺>

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コメント

空猫さんこんばんは
つぶやく堂ではお世話になります・・
BLOGは主人のですが時々ミコの部屋でUPしています・・大低土・日ですが・・
マクロ写真・・絵手紙・・等です
これらはお遊びですので・・
少し上手いのは油絵と陶芸と書ぐらいです・・
これからもよろしくお願いします

投稿: ミコ | 2010年2月12日 (金) 19時49分

ミコさま

プログを読んでくれて有難う御座います。
休みは子供に付っきりで、なかなか自分の時間が取れないのですが、プログにはなるべくお邪魔させて頂きます。

投稿: 楚良 | 2010年2月14日 (日) 00時11分

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