句集を読む
はっきり言って、僕は句集を読むのが下手です。
何故なら、大きく二つの理由があって、最後まで読めません。
一つ目、共感できる句集
一つ一つの句に感銘してしまい、その余韻だけで、次の頁に進まない。
二つ目、分からない、共感できない句集
これは、自分の俳句レベルに問題だと思いますが、理解ができないと止まってしまう。
また次の機会にと思うのですが、再び、手に取ることは少ない。
句会などの選評とは違い、句集は作者の世界です。
だから、作者のことを理解して、句集の句に触れないといけないと思います。
なぜ、こんなことを書いたのかと言えば、高柳克弘さんの句集「未踏」を読んだからです。
いつもなら、「分からん」と言って、放置するところですが、彼と約束してしまった以上、最後まで読みました。
理解できないところは読み直したり、飛ばしたり、また時間を空けて読み直しと、大変なことをしておりました。
他の俳人の方のプログは、発行された同時に講評されており、今更と思うかも知れませんが、次回から3回ぐらいに分けて講評させて頂きます。
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コメント
はじめまして===3
沖縄の俳人で写真家の豊里友行(とよざと・ともゆき)と申します。
私も句集詠むのは苦手です(笑)。
私の以前所属していた俳句会では一生に一回句集を出版できるか出来ないかぐらいの(会の)先生の精選で出版のGOサインが出されました。
もちろん句集の出版は本人の自由意志ですが、先生のGOサインなくして(先生の)解題をいただく事ができません。
もちろん俳句会により句集の出し方も多様にあると思いますが、大部分の俳人の句集は自己の記念碑的なものです。
だから簡単には詠みきれないだろうし、書評等は意外と責任重要なのかも。
御氏の文からはしっかり詠みたいという気持ちが伝わってきますし、ぜひとも今後とも俳句を大切に詠まれるといいかと思います。
長々失礼しました。
今後ともどうかよろしくお願い致します。
投稿: 豊里友行 | 2009年11月 1日 (日) 20時02分
豊里友行さま
こちらこそ初めてです。

コメント有難う御座います。
句集が苦手な方がいて嬉しいです。
俳句をする=俳句を作るイメージがありますが、読むだけの方もかなりおられます。
しかも、その句に感じるものは千差万別、そこが俳句の難しいところであり、魅力なのかも知れません。
あと、俳句大会などの一発句とは違い、連作句は全く異なります。
没句であっても必要となる場合があり、それを如何にして佳句にする作者の力量が試されていると思います。
ましてや、句集になるとその作者の世界であり、その世界を作るために、作者の努力は並々ならぬものです。
また、先生の力を借りないと出来ない面もありますし、大変なことだと思います。
なので、その句集を簡単に読み切ってしまうのは、とても失礼なことだと思います。
「一句一句を味わい、作者の思いを読み取る」
今は分からなくても、人生の中でその句や作者に共感する時があれば、また句集を開けば宜しいかと思います。
あと、貴方さまのプログ拝見させて頂きました。
本業の写真や句集にとても魅力を感じました。
是非とも購入して、貴方さまの思いを感じたいと思います。
こちらも、俳句未熟者ですが、お付き合いお願いします。
投稿: 楚良 | 2009年11月 2日 (月) 10時37分
お邪魔します===3
ぜひご購入してください(嬉し泣)!
メールにて直接ご購入頂けると助かります。
句集読むのは集中力がいりますね。
こちらこそどうかよろしくお願い致します。
投稿: 豊里 | 2009年11月 3日 (火) 14時44分