結社の行方・・・カリスマの魅力
結社を存続させるためには、主宰はもっとカリスマ性を高めるべきだと思います。
カリスマ性を発揮すれば、自然と人が集まり、更に結社を大きくすることが出来ます。
主宰≧結社にして、主宰=結社にする繰り返し。
僕は結社を大きくすることが、俳句に貢献するものだと思います。
あと、カリスマ性を高める重要性がもうひとつあります。
それは、有望な人材を確保することです。
もっと俳句の勉強をしたいときに、どのようにするかと言えば、やはり今注目の実力のある方に教えを請うのではないでしょうか?
また、主宰や著名な方も人材確保には、自分の能力を高めておかなくてはなりません。
それが合致したときには、結社は次世代まで保てると言うことです。
なぜなら、結社の伝統を受け止めれる人材を確保すれば、同人の方の主宰が変わっても、そのまま存続することが出来るからです。
若いときから、結社の重要ポストにつけて、なるべく主宰の流れを汲めるところが良いでしょう。
また、同人たちもその若手には、一目置くようになるので、違和感も少なく、受け入れることがた易くなります。
あとは、若手が重圧に負けずにやっていければ、問題ありません。
実はこのようなシステムは既に行われております。
今連載の「現代俳句の海図」に出てくる方々の結社で確認してみましょう。
筆者の「鷹」、言うまでもなく、編集長の高柳克弘さん。
他、「澤」も20代の方が編集委員になっております。
あと、「天為」の主宰は有馬朗人先生ですが、同人に岸本尚毅さん、日原傳さん他、結社から離れて主宰になってもいい方がぞろぞろと。
片山由美子さんは「狩」の副主催されておりますし、中原道夫さんと櫂未知子さんがタッグを組んで「銀化」をされており、存続のための手段を取っております。
ここでのポイントは、著名な俳人がいることです。
主宰でなく、xx xxさんが所属されているから、という理由で結社を選ばれている方もいると思います。
でも、最初に言いましたが、xx xxさんがその結社に所属しているのは、主宰のカリスマ性に魅力を感じ、また他同人たちと競い合うことで、更に自分の俳句のレベルが上がるメリットがあります。
なので、主宰や有望な方は、もっともっと力を強めて、カリスマ性を強めて欲しいと思います。
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