自分誌
句会の主宰より「自分誌」を頂きました。
既に2冊発行され、頂戴した本で3冊目となります。
「卒寿までに生き続けれた記念に、もう一度自分をまとめてみたいですけれど・・・」での作品です。
という訳で、この本は「傘寿=90歳」の記念誌となります。
内容は、俳句だけでなく、エッセイや先代の鑑賞記をまとめてあります。
その中から
春を呼ぶ此の人「五体不満足」(平成11年)
新世紀何も変らぬお正月(平成13年)
取り上げた2句は、その時代を反映した句です。
しかも読み手がなるほど、そうだったと共感できる句です。
作り手が感じたことを、そのまま俳句にしたもの。
時代遅れだの、理論とかで話すことはできないかと思います。
その時代を認識して、作り手、俳句そのものを見るべきだと思います。
それで、自分がどう感じるのか。
諸先輩から学ぶことはたくさんあると思います。
何故なら、俳句だけでなく、人生の先輩だからです。
「異物」と感じることがあるかも知れませんが、それはその人の人生から生まれてきたのであって、否定することはできません。
否定することはその人の人生を否定することになりますし、間違えれば、自分を否定されるかも知れません。
また、人生を重ねるうちに「異物」だったものが、受け入れる日があるかも知れません。
なので、分からないものは、否定でも肯定でもなく、そのままにしておくのが適切だと思います。
いずれ、その「異物」に触れるときがあれば、そのときには自分の主観が変わっているので、その時に論じれば、よろしいかと思います。
ちょうど、たじまさんや沙希さんのプログを読んで、自分はどう思うのかと考えているときに、主宰から「自分誌」が届いたので、まとめて見ました。
たじま屋のプログ
http://moon.ap.teacup.com/tajima/
鯨の海星
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コメント
遅くなりました。始めまして。
何時も喫茶ではお世話になっております。
大変難しいお話をなさるのですね。
プロフィールの「超適当なサラリーマン」
頂きます(笑)
投稿: ひつじ | 2009年6月 5日 (金) 19時25分
ひつじさま
コメント有難う御座います。
たまたま、難しいお話をしているところで申し訳ありません。
でも、超適当人間が超適当に話題をしますので、適当にコメント頂ければ幸甚です。。。
喫茶にも俳句が湧いたときにしか参加出来ておりませんが、よろしくお願い致します。
投稿: 楚良 | 2009年6月 8日 (月) 16時08分