プログ復活

長らく放置しておりましたが、また俳句生活が出来る環境になりましたので、プログ復活です。

誰が最初に気づくか、それまでは黙って置きまーす( ̄ー ̄)ニヤリ

上の座に妻を眠らせ十三夜  楚良

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ZouXに8句掲載

増殖する俳句歳時記」の清水哲男様のご好意で、第三百五号に拙句8句を掲載しました。

期間限定のネット配信ですので、お早めに

http://zouhai.com/ZouX.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「巣箱」 対中いづみ

第二句集です。

第一句集「冬菫」は先師田中裕明が選した「さきほどの冬菫まで戻らむかから名づけたものでありこの句集は先師との思い出の作品です

師を亡くした後は、その俳人の器を試されているような気がします。

同じく同じ師を亡くした島田刀根夫氏の第三句集「青春」のあとがきで「品についての意見、助言を受けたりすることができない仕儀が、私にとって限りなく悲しく淋」と書かれております。

俳句は、作り手と読み手がいて成り立つもの。

読む人がいなければ、わざわざ有期定型に拘らなく、自分が思うことをそのまま言葉にすれば良いだけだと思います。

読み手がいるからこそ、同じ空間を得るために、季語を用いて、十七文字という一番短い詩にすることができるのかと思います。

一生にどれだけの俳人と出会い、どれだけの句を作ることができるのか。

十七文字にする無駄な作業を、僕らは魅了され、楽しんでいる。

この楽しさを忘れない限り、先師がいないとしても、ずっと俳句と一緒にいられるような気がします。

まつすぐに山の雨くる桐の花

みづうみの一すぢ光る浮巣かな

芹薺二日つづきの雪となり

ひらくたび翼涼しくなりにけり

口に入る風のつめたき穭かな

ふくろうの腹ふんはりと脚の上

月読の光をとほる諸子かな

傘させば鳩の飛びたつ桜かな

蛸壺の縄濡れてゐる涅槃かな

滝道の木漏れ日を踏むばかりなり

狐火や文体いまも変はらざる

つめたくて白魚ばかり明るくて

ものの芽や記憶の層といふところ

朝顔に雨粒の痕ありにけり

かたがはに雨の流るる蓼の花

葛の花ここは小舟を出すところ

懸大根忌日近しと思ひけり

けふ寒く昨日あたたか鳥の恋

雨ながら鳥とんでゐる夏書かな

ワタクシハ猫派デ鷹派秋の風

寛と座れば秋の湯呑かな

この道は虻とほる道秋蝶も

伸びてゐるより折れてゐる葱ばかり

電柱をくるくる廻る鳥の恋

さむさうなあたたかさうな巣箱かな

にはとりのふりむくまでの朧かな

パンよりもお米の好きな雀の子

若狭また水の国なり苗余す

裕次郎の写真大事に滝見茶屋

ぽつぽつと夏薊あり標あり

見てをれば星見えてゐる大暑かな

川蝦のうしろ歩きや盆の家

ローマ字と漢字の海図雁渡し

月上りきつたる海の暗きこと

ここ通るたび気味悪く秋の昼

大雪に埋もれむ人の世も毬も

| | コメント (2) | トラックバック (0)

金子敦 「乗船券」

第四句集となります。
第二句集からは4年置きに上木されおりますが、どの句集も佳句ばかりで読み応えがあります。

第三句集「冬夕焼」では最愛の母堂を亡くし、悲しみの中での上木でしたが、それでも生きていくことの有難さ、そしてそこから作られる詩が日常に溢れていることが分かります。

(句集の講評をしているかと思ったのですが、しておりません・・・近々、アップさせて頂きますね。
帯の「とおき日のさらに遠くに冬夕焼」は、第三句集のタイトルにもなりました「吸飲みに残りし水や冬夕焼」を連想します。

 生きていることは亡者との距離を遠くしていくだけある。
 冬夕焼けの存在自体が、その距離をさらに遠くにしていくようだ。

それにしても、何気ない生活が、この方にかかると、心豊かな詩に溢れます。

当たり前にしても、それに掛かる季語によって、これほど言葉が生き生きとなるのは、敦ワールドです。

平明にしてその奥深さには読む人を楽しませて頂きます。

あと読んでいるとお腹が減ってきますので、読む前には好きな食べ物と飲み物を用意して下さいませ。

感銘句2007年
風花をいざなふ楽譜開きけり
初蝶がト音記号を乗せてくる
三月のひかりの色のメロンパン
園児らの輪唱ずれて水温む
適当にルール決める子山笑ふ
子らの声散らかつてゐる花火あと
月の舟の乗船券を渡さるる

眼鏡置くごとくに山の眠りけり

2008年
花束のセロハンの音雪催
梅林に金平糖が降つてゐる
白梅はホットミルクの膜の色
地球儀へ鶯餅の粉が飛ぶ
しやぼん玉弾けて僕がゐなくなる
囀りやフランスパンの林立し
ひとつだけ違ふコップや海の家
月光がピアノの蓋を開けたがる
さう言へばで始まる話年忘れ
二次会にマスクの人のあらはるる

2009年
騙し絵の中へと続く雪の道
出航の汽笛聞こゆる雛の部屋
あたたかや主宰の横に座りゐて
フルートの音の水平に風光る
ロッカーの鍵のゆるゆる海の家
ぬかるみにベニヤ板置き秋祭
洋梨を描く角度の決まりけり

栗少しずらしてケーキ食べはじむ
深秋の紅茶にジャムの沈みゆく
冬薔薇の映るグラスを洗ひけり

2010年
カステラの黄の弾力に春立ちぬ
恋猫の雄に相談したきこと
木の匙に少し手強き氷菓かな
本物の種が入つてゐるゼリー
踏切を越ゆる潮風ソーダ水
それはもう大きな栗のモンブラン
とほき日のさらに遠くに冬夕焼
半券を日記に挟む聖夜かな

2011年
指人形解き手袋に戻りけり
ランドセル背負ふ練習梅の花
春泥を飛び越え一年生となる
セロテープの端よぢれたる春の風邪
朧夜の圧力鍋の微動かな
こめかみに鉄琴の鳴るかき氷
水底にしんと昨夜の花火屑
ハンカチに包んでしまふほどのこと
手に残る折紙の香や星月夜
消しゴムの角度を変へる夜長かな
マカロンの黄のつやつやと聖夜来る
聖夜なり電子レンジの鳴る音も
店頭の絵本に触るる聖樹かな
聖菓切るナイフふはりとめりこんで

| | コメント (9) | トラックバック (0)

週俳に結社「秋草」紹介されました

一年ぶりのプログです。

この間に子供産まれました。

(これで4人の子持ちです。

大変ですけど、毎日楽しく過ごしております。

公私とも、少し余裕が出来てきましたので、プログ復活です

さき走るこころばかりに水遊び 楚良

http://weekly-haiku.blogspot.jp/2012/05/201235-33-1-2-3.html

先日、所属している「秋草」の紹介がありましたので、リンクしておきます。

会員は少ないですが、内容は充実

ご興味ある方は是非ともご連絡願いませ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

再開~震災を乗り越えて

前回からあっという間に半年が経ってしまいました。

その間に、東日本の大震災があって、俳句を楽しんでいる場合ではありませんでした。

俳句などの余興する前に、守るもの、しなくてはならないことがあります。

少しずつですが、こころの穴を埋めつつ、前向きに生きて生きたいと思います。

それから、人との結びつきで言葉が大切な役目であることを実感しました。

豊かな言葉、良き言葉を詩に変えて、皆さんと触れ合って行きたいと思います。

三月の別れの服を選びけり 楚良

| | コメント (1) | トラックバック (0)

俳壇抄

俳句友達のご好意で「俳壇抄」に拙句を載せて頂きました。

この本は電話帳ぐらいに厚く、賛同している俳句結社が各1ページごとに掲載されております。

この本自体があるとは知らず、送ってもらってびっくりです。

掲載句はその結社の代表選手ばかりで、その中に載せてもらうとは、Nさま有難うございます。

非売品ですので、近くの図書館に寄進されていると思いますので、ご興味があるかたは探して見て下さいませ。

でも、僕の句が優れているのはなく、所属結社内の持ち回りの掲載句ですので、期待なさらずに、そのまま受け流して下さいませ・・・

所属結社と掲載句は、ここでは内緒です。

本になること自体がアンソロジー

これからも俳句を楽しみたいと思います。

それでは

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「卵」・・・後閑達雄

この句集ですが、第一回「田中裕明賞」にノミネートされたものです。
受賞された高柳克弘さんの『未踏』と甲乙付け難い意見が多く、読んだみたいと思っていたのですが、偶然に手に入れることが出来たので読ませて頂きました。
後閑達雄さんとは(なんと、ようやくめぐり合えた)同じ世代の人なので、とても馴染みやすい句ばかりで、また難解句もなく、すっきりと最後まで読みことが出来ました。
栞のつげ忠雄さんが「日常よく眼にする情景・状況を、一見無造作に詠んでいるのだが、独特の直感や観察力が効いていて、時に虚をつかれたような軽い驚きにある・・・」とてもいいコメントだと思います。
奇をてらったり、玄人受けを狙ったり、やたら理知的であったり、スケールの大きさ、拡張高いのは嫌いするのは、僕は好きになれません。
句集は作者の一部です。
作者のプロフィールやタイトルの由来を知ってから読むと、句集の読む楽しさが倍増します。
「卵」についても同様です。病のこと、家庭のことを知って読みと、この句集の良さがずいぶん伝わってくるかと思います。
日頃の日常の中から作られる「現代俳句」そのものだと思います。

<感銘句>
象の鼻背中に届く水遊び
消燈の窓より桜見てをりぬ
手際よきシーツ交換風薫る
雲の峰君との約のなかりけり
マフラーを君に巻き直してもらふ
雪だるま大きな釦付けてあり
日に焼けて精神科医のよく笑ふ
菜箸の先焦げてゐる花大根
首根つこ掴んで運ぶ扇風機
案山子より深く帽子を被りけり
短日や床屋帰りの耳の色
クリスマスケーキ苺をのせて切る
風光る医師の後ろに若き医師
羽抜鳥しきりに爪を噛んでをり
掌の痛き胡瓜を選びけり
七人の小人隠るる草紅葉
大根に竹串の穴ありにけり
向日葵の高さ残して枯れにけり
着ぶくれやみんな上向くエレベーター
Tシャツを押しあげてゐる聴診器
はじめから鳴き直したる法師蝉
冬空へたとへばこんなラブソング
蛍より光の返事もらひけり
黒といふ紫色のチューリップ

<主題3句>
冷蔵庫まづは卵を並べけり
にはとりの卵に羽毛山笑ふ
赤とんぼきれいな水に卵生み

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「俳句樹」創刊

俳句プログ「豈」(あに)が百号をもって終わってしまい、物足りなさを感じていたこの頃、この度、「海程」のメンバーが加わり、「俳句樹」が始まりました。

絶対に中身は充実することは確実であり、毎回楽しみにしたいと思います。

また、コメントもしていきたいなぁと思っております。

http://haiku-tree.blogspot.com/

| | コメント (6) | トラックバック (0)

拙百句

ネット句会に参加している冊子に百句掲載されました。

ご興味ある方は覗いてみて下さいませ。

因みに、「第三回芝不器男俳句新人賞」の通過作品です。

受賞はしませんでしたが、最後まで多くの方に読まれたことに感動です。

またこのような格好で掲載されたことにさらに感動

俳句をしてきて本当に良かったです。

これからも楽しむぞ

リンク先の二十二年九月号のところをクリックしてみて下さいませ。

http://www.haiku.cc/haihaishu.html

| | コメント (1) | トラックバック (0)

«現実と空想